ハリウッド映画「トップガン マーヴェリック」最高でした!

トップガン マーヴェリック」が公開されましたのでレイトショーで観てきました。

いやちょっとこれすっっっご……
感動が収まらんくて…どういえばいいのかわからなくなって久し振りにブログを書いています。

ネタバレなしで感想をいいますと、
トム・クルーズの格好いいところと可愛いところの詰め合わせ豪華ディナー!!トップガンへの敬意と愛情がこれでもかと詰め込まれたザ・ハリウッド映画!!!!!マーヴェリック!!あんたやっぱり最高だぜ!!!!!!!!!私は!!!!!!映画を!!!!!!!見た!!!!!!!!!!!!

っていう映画でした。
すごい……。ハリウッド映画、価値観を更新しようとがんばってるのは良いんだけど最近映画あるあるを笑いにしたり、昔の映画ネタがジョークの元になったり映画内で「古くさい」とか言われたり…作品として面白ければそれはそれで「そうだね笑」という反応ですんでいたけど、ちょっと寂しかったのは確かにあったんですよね。
トップガン マーヴェリック」はこの「ハリウッド映画」のベタな展開を丁寧に丁寧に真剣に撮っていて、映画への愛、トップガンへの愛に溢れていて最高でした。映画館で「あ〜〜、映画が好きでよかったなあ〜〜!」って思えた、素敵な作品でした。トム・クルーズ!ありがとう!!


以下、ネタバレ含む感想です。
すごい素敵な映画なのでネタバレNG派のひとは映画館へGO!







トップガン マーヴェリック」は1985年に公開された「トップガン」の36年越しの続編です。
私は世代ではないので、今回の映画公開にあたり「トップガン」もアマプラで見ました!最近は古い映画も思い立ったらお手軽に観られて良いですね〜!

結論からいうと、やっぱり「トップガン」を観てから「トップガン マーヴェリック」を観に行った方が5000倍楽しめます!オタクすぐでかい数字言いたがる!でも実際そう!!!

トップガン」は、海軍の空中戦強化のため全国でも選り抜きのパイロットを育成する機関。実に1%のエリートが学ぶ航空訓練学校。映画はそこが舞台のお話です。

主人公のマーヴェリックは無鉄砲で天性の勘でギリギリの飛行をやってのける天才パイロット。
パイロットだった父親が飛行中に失踪しており、それが彼を命知らずで無茶な飛行へ駆り立てている一因なのです。そんな弱さというか、影を抱えたイケメン主人公、いいですねえ!ハリウッド映画の王道ですねえ!!

マーヴェリックは管制塔のギリギリを飛ぶとかの破天荒飛行を繰り広げるので、教官連中からの心証はすこぶる悪いのですが実力は確か。ある日、相棒で親友の航空士のグースと一緒にエリート航空訓練学校通称「トップガン」へと送られます。
そこは各地の精鋭パイロットが学ぶ訓練施設。冷静沈着なイケメンライバル「アイスマン」やその仲間たちに突っかかられながら(王道!!)マーヴェリックはやはりギリギリの飛行をやってのけ教官に驚かれます。

しかし訓練中の事故でグースが亡くなってしまい、マーヴェリックは自分の飛行が原因だと罪悪感で落ち込みます。そんな彼に教官は「飛んでいれば仲間を失うこともある」と慰めます。
「俺はお前の父親に助けられてここにいるんだ」と。
父は任務に離反して失踪したわけじゃなく、仲間を助けたんだ…

マーヴェリックはもう一度奮い立ち、パイロットを続けようと決意。そしてトップガン卒業式の日にミッションが言い渡され、F-14戦闘機に乗り込みます。
「迫りくる敵機を領空から追い出せ」
アイスと共に編隊を組み、マーヴェリックは出撃。見事な腕で3機を撃墜しミッションを達成。彼はパイロットとしての道を再び歩き始める…大事な親友の思い出を胸に…!


どうですか???!!!
このベタベタな展開!!!配役!!主人公!!
トム・クルーズが演じるのでこれがまあイケメンなんですわ。
ハンサム、かつチャーミング。女性には紳士的ででも自信満々で!口説き文句がキザなのにトム・クルーズがいうと何故か誠実さが浮かぶのが不思議!
さらにこのシンプルなストーリーの途中には、すごく美人な女教官との恋とか、仲間との絆を深めるために水着でビーチバレーしたりとか、颯爽と革ジャン着てバイクで走り抜けるシーンとかがふんだんに盛り込まれているんですよ。かっこいい〜〜〜!わかりやすーーい!そして泣ける~~!
友情、恋、挫折、仲間、勝利、成長!
とくに小難しい話は無い!でも面白い!ザ・ハリウッド映画!!
そしてこの映画、何がかっこいいかってぜんぶ真剣なんですよ。ベタベタな展開が。全てのシーンをスクリーンで見てかっこいい〜って思えるように丁寧に丁寧に撮ってる。
当たり前ですが当時はハリウッド全盛期なので、このベタなストーリーでベタな主人公な映画が他にも色々あったと思うんです。
なかでもこのトップガンは真剣オブ真剣。いかにトム・クルーズをかっこよく撮るか!空中戦をかっこ良く撮るか!グースの死にうちのめされるマーヴェリックを丁寧に撮るか!アイスマンとの友情を真剣に撮るか!というのが画面やストーリーからひしひしと感じられて良い映画です。そして面白いです。かっこよさ、映画おもしれえ~~って気持ちになる。


そんなトップガン、今回の続編「トップガン マーヴェリック」で至高の「思い出映画」へこれでもかと格上げされていきます。

トップガン マーヴェリック」のあらすじはこう。
トップガン卒業から36年後、数々のミッションを命知らずな飛行で成功させていたマーヴェリックは未だ大佐の地位で自ら操縦レバーを手に飛んでいた。
彼は出世に興味がなく、仲間のためならどんなに危険な飛行もこなす根っからのパイロットなのだ。

ある日、 少将の命令を無視して呼ばれた部屋でトップガンへ戻ることを命じられる。面食らいながらトップガンへ向かったマーヴェリックは教官としてひとつのミッションを与えられる。

「三週間後に敵の所有するプラント工場を撃破するためエースパイロットたちへ訓練を行うこと。なお成功率は激むずいし生還もできるかわかんない」

う、うおーー?!
マーヴェリックの顔がひきつります。自分はパイロットであって教官ではない。さらに集められたエースパイロットの中にはグースの息子がいるのです。グ、グースの息子!!!!前作を見ていればもうこの時点で涙腺を刺激されるはずです。
登場したグースの息子「ルースター」はグースと瓜二つ。彼に似た口髭に彼に似た優しげな顔、そして父親の得意なピアノをルースターも弾くのです。

ヴァーーーーーー!!!!!(嗚咽)

ルースターがうつるワンシーンワンシーンが全て36年前のマーヴェリックと親友の楽しい思い出をリフレインさせる。このカット!この音楽!!

マーヴェリックの顔ははっきりと曇ります。もう死人は出したくない。まして親友グースの息子だ。
マーヴェリックは生存率の高い、しかし難易度も高い訓練を生徒に教え込みます。
上官は反対し、そんなことは不可能だとマーヴェリックをクビにしようとします。しかしマーヴェリックは見事この訓練を実践し可能であることを見せつけ、生徒を鼓舞し、自身が編隊長となって出撃することになるのです。
ミッション決行の日、マーヴェリックは編隊メンバーにルースターを入れ出撃。
見事プラント工場を破壊するも、マーヴェリックとルースターは敵機から攻撃を受け地上へ墜ちてしまいます。
脱出するには敵国の古い戦闘機を盗んで飛んで帰るしかない…。マーヴェリックの目に留まったのはそう!!あの!!

かつてグースと乗ったF-14 !!!!!

観客は大盛り上がりですよ。
こ、ここでー!!!
F-14を盗み、マーヴェリックはルースターと共に戦艦へ帰還。管制塔すれすれを飛んでみせます。
生きていたルースターを抱きしめ、マーヴェリックはやっと、親友グースへ胸を張れると笑ったのでした。

と、いう。

ベッタベタだけど美しい話なんですよーーー!!!
何度も言うけど特に小難しい話は無い!というかストーリーもなんなら予想がつく!
でもおっもしろいんだなああ!
オープニングからの「トップガン」ばりばりの音楽、カット割り、シーンの連続に「わああ~~~!トップガンだ~~!」と盛り上がり、思い出の写真棚から「ああ、マーヴェリックはまだグースを大切に思っているんだな」としんみりし、さっそうとジャケットを着てバイクで走るに「わあー帰ってきたー!!」とわくわくするのです。
しかし序盤、マーヴェリックが行うミッションは真っ黒いつやつやしたなんかすげえ戦闘機でマッハ10を出すという「あ、時代は変わったんだ…!36年経ってるものね!」と思わせるもの。観客のなつかしさを徐々にマーヴェリックの今に引き上げるあの演出は素晴らしかったです。

また、今回は「学校モノ」としてもとっても楽しくて、先生マーヴェリックと確執のある「ルースター」、優等生で賢い女戦闘機乗り「フェニックス」、冴えないけど優秀な「ボブ」、そして自信過剰でジャイアン的な「ハングマン」と、典型的ですが魅力的なキャラクターが全編を通してなつかしさと微笑ましさ、そして感情移入のフックになっていました。
決してトム・クルーズだけの映画ではなく、ちゃんと「教官になったマーヴェリック」の人生を映画にしてくれたこのバランスの良さは、生徒キャラの魅力あってのものだと思うのです!!

特に、何かとルースターに突っかかる「ハングマン」。すっっっごい良いキャラなんですよ~~~!!!
マーヴェリックとの確執があるルースターに「親父を殺した教官だから拗ねてんだ笑」的なことを言って殴りあったり、冴えないボブをからかったりします。(「BobはBaby on boadだろ!ww」という台詞には「じゃ、ジャイアン~~~~!!!」と感動すらした)「遅い奴はおいていくぜ」と嘯いて、訓練中に遅い学生をからかったりもします。
だけど実力のある相手には敬意を払い、一度懐に入れた仲間には情があるのです。
ルースターが編隊に選ばれたとき、ハングマンはがっかりしますが、すぐにルースターと拳を合わせていいます。「ぶちかませ!」。マーヴェリックが撃墜されたとき、「すぐに応援に行かせてください!」と上官に叫ぶシーンが数秒入ります。もうここで、威張り散らすけどカラッとした根は良いキャラの魅力が散りばめられているじゃないですか!?
だからこそマーヴェリックとルースターがF-14で帰ってくるときのピンチを、ハングマンが救って「よお、ルースター、シートベルトは絞めてるか?」的なことを言いながらニヤリ笑いでかける声が、抜群にかっこ良いんです!!!!
学校モノにはやっぱりこういうかっこ良いライバルキャラがいないと~~~~!!!ってなるじゃないですか!?
ジャンプ漫画だったら人気投票で主人公を抑えて2位とかになるタイプの!!
かっこいいよお~~~!!!こういう……こういうのがいい!!ベッタベタだけどすこぶるかっこいいのがいい!!映画館で見せつけてくれてうれしい!!こういう友情!!

ハングマンとルースターの関係は、前作トップガンのマーヴェリックとアイスマンをもちろん意識しているのですが、この二人が30年経っても映画の中できちんと”ライバル”であることもまたこの映画を最高にかっこよくしてくれてる要素ですよね!
前作トップガンで、アイスマンは優等生でした。すごい礼儀正しいの。マーヴェリックのヤバい乗り方にちゃんと文句を言える優等生で、どちらかというとマーヴェリックのほうがハングマン的自意識過剰っぷりを見せていた。それを変えたのはグースの死と、逐一小言を言ってぶつかってくれたアイスマンの”ライバル”の目線ですよ。
今作でアイスマンが出てきてくれただけであーーー!!アイスマンーーー!!ってなってるというのに「誰が一番のパイロットだった?」って笑って聞いちゃうアイスマンの”ライバル”のかっこ良さよ……!!伝説…!!伝説だよ……!!
映画の中で思い出の映画の伝説を見せつけてくるの卑怯でしょ…!!

さらに今作の映画で上手いな~よく考えてちゃんと練られてるなあというのが、ルースターからマーヴェリックへの感情でした。
ルースターは単純に、父親の死をマーヴェリックのせいだと思って拗れているんじゃないんです。
ルースターの海軍への願書を四年前にマーヴェリックが却下した(破いて捨てた)ことに怒っているんだそうです。そのせいでパイロットになるのが4年遅れたと。
もうこの理由ひとつに、ルースターの感情や態度に揺れる!私が!!!!

父親は天才パイロットマーヴェリックの相棒だった。マーヴェリックは父親代わりとして親友の息子の側に居ようとしたんでしょう。認めてもらいたかったに違いありません。父グースのようなパイロットに!なりたかったし、きっとその影響はマーヴェリックが原因だったことも絶対あるに違いない!
なのにそのマーヴェリック本人からバツを食らった。これは悔しいですよ。マーヴェリックの実力を知るだけに、とってもとっても悔しいはずです。
父の死の責任をいまさらアンタに求めない。親父面するくせに、俺の努力は否定するのかよ!?的な葛藤の反面、やっぱりパイロットとしてのイカれた優秀さには尊敬もある。負けねえ!俺はアンタに負けねえぞ!
そういう感情がルースターのマーヴェリックから反らす視線とか、歯を食いしばった腕立て伏せとか、なんで俺の願書を破った!って言い募るシーンとか、短いけど確実に印象に残るカット全てからびしばし感じて揺れてしまう。

一方、36年経って50代のおじさんになったから「わかっている」マーヴェリックの感情もめっっちゃわかる。
マーヴェリックが願書を破いた理由はこう。
「ルースターの母親が息子を死なせるなと言った。母親を恨み続けるより、俺を恨んだ方がいい。それに実際彼は未熟だった。」

お……大人になって……!!!!!!!(感涙

前作20代の頃は管制塔ブーン^^いえーい急転回!とかやってたくせに……!
そうなんですよ。親友の息子です。大事な大事な身内みたいなもんですよ。死なせたくないよね。どうしたってグースの死がちらつくじゃないですか。だったら、もっと完璧に乗れるようになるまで、願書なんか出すなってやるでしょう。マーヴェリックは父親じゃないですから。そういう形でしか諭せない。
これがアイスマンだったら絶対きっちりわかるまで話すでしょうが、マーヴェリックは感性で生きているのでそんな理性的に話せないんですね。

しかしマーヴェリックが願書を破いたにも関わらず、ルースターはエースパイロットとしてトップガンへ来ているのです。
諦めなかった!そういうルースターの努力がこのちょっとの台詞とシーンでわかるじゃないですか!
親友の息子が”トップガン”へ来た。マーヴェリックが腹をくくり、生存率の高い激やば訓練を叩きこむ理由が見えるじゃないですか!

これが単純に父親の死を責める親友の息子という図だけなら、そんなに感情を揺さぶらない映画になっていたことでしょう。
36年ですよ。
この年数の間に、マーヴェリックにどんな人生があり、ルースターがどんな道を選んできたのかを想いながら見ることができる、素晴らしい理由です。
理由だけでなく、ルースターとマーヴェリックの仕草や会話、目線がひとつひとつのシーンで丁寧に取られていて「ああ、この二人はそれぞれ30年を過ごしてきて今、ここにいるんだ!」というのがひしひしと伝わってくる。良い映画だなあ~と思いながら見ることが出来ました。もう私の情緒が揺れる揺れる。震度8。

マーヴェリックのヤバさにも説得力がありました。
20代にあんだけ尖ってブイブイ言わせて危険な飛行をしていた男が50代になるとどうなるか?
まあ、独身です。
というか、バーのお姉さんペニーが「私達って毎回、つきあってはこう……同じ繰り返しでしょ?別れたり…」っていうんですから相当でしょう。感性で生きてきた男ですからね。そりゃあまあそう。そしてペニーの子供アメリアから「あ、久しぶり。またきたの?」扱いされてるのもめっちゃわかる。そりゃまあそう。ママのすぐくっついたりいなくなったりする元彼。いい人だけど恋人としてはちょっとね、という感じでしょう。そりゃまあそう!!わかる!!だってマッハ10を超えるなって言われてんのにマッハ10.5出す男よ!危険すぎるからね!!
マーヴェリックのかっこいい映画ですので、当然ペニーとラブシーンがあるのですが、20代の頃とは違って穏やかになっていました。雰囲気が。
それだけで30年って狂犬も丸くするんだ…という時間の流れを感じる。大人になったね…!みたいな。
なのに子供が帰ってきたら窓から追い出されるところに「やはりヤバい男」感が出る。
そして駄目押しのアメリアからの「今度はママを泣かせないで」の一言。

50代だよ!???! まだ女泣かせてんの!?!  ってなるじゃん!!?

50代で女を泣かせる危険に飛び込む男は相当ヤバいですよ。
だからこそ、かっこいいんです。ハリウッド映画で輝くのは当然、ヤバい男です。
ただ、マーヴェリックも10代のティーンエイジャーからの「ママ泣かせんなよ」って言葉の重さをちゃんと承知する男です。ヤバいけど馬鹿じゃないのです。絶対、生きて帰って来いよ!観客の心はひとつになります。
生きて帰ってくることを知ってはいるけど、もう絶対、ほんとに絶対、生きて帰ってきてママ泣かせんなよ!って気持ちになるじゃん? 私はなった。
当たり前だけど「トップガン」→「トップガン マーヴェリック」になってもマーヴェリックというキャラの解釈がきちんと地続きになっていて、ああ~~~~この作品は本当に「トップガン」を愛しているんだなあという実感が湧きました。

そしてアクション!
トップガンはストーリーは単純で分かりやすいです。
話の展開も王道だし、キャラクターもはっきりしています。
だからこそ戦闘機のシーンがもうめちゃめちゃ映えるんですよ!!
マーヴェリックが嬉々として生徒をKILL(撃墜)していく訓練シーンのテンポの良さ!
ヤバヤバミッションの攻略法も単純です。スターウォーズのデススター破壊くらいわかりやすい。
低く超スピードで侵入し、山を越えてピンポイント爆破。そしてミサイルから逃げる!これだけ。
飛行機のことをよく知らない私のような観客でもわかりやすく、かつ、戦闘機アクションで魅せるシーンがこれでもかと入るミッション内容となっているんです。だからノイズにならず、アクションシーンのかっこよさだけに溺れることができる!
ミッションが複雑だと理解に時間がかかり、あの畳みかける戦闘機シーンでのわくわく感が台無しになってしまったでしょう。
この映画は「トップガン」です。戦闘機のかっこいいシーンがなくてどうします!?
もう映画後半の「こまけえことはいいんだよ!古い戦闘機でバンバンかっこよく飛ぶ姿を見たいんだ俺達は!!」という気概。痺れますね。スリルと高揚感、そしてスピード!爆音とド迫力の大画面で楽しむこの盛り上がり!
ミッションの開始にドキドキし、成功によっしゃあ!と拳を握り、脱出にハラハラしながら祈り、マーヴェリックの墜落に息を飲み、そして……F-14に乗る二人…!!
ウオーーーーッッッ!!!!!!

映画館で見てよかったーーーーー!!!!!!!!!!!

映画館で映画を見る!この楽しみを存分に満喫できる怒涛の展開でした。
ルースターとマーヴェリックのF-14の会話。
「無線ってどのボタン押せばいいんだよ!?」「お前の親父(グース)に聞け!」
私の好きな台詞です。
たまっっらんよね…!グースが天国から見てにっこりしちゃうでしょこんなの。
私もにっこりしちゃう。

最後に管制塔を掠める危険飛行をしたことに、マーヴェリック、アンタやっぱり最高だぜ!ってなった。
どんなにドローンが発達しても「最後にものをいうのはパイロットの腕だ。」
私には未来はわかりません。AIが発達して、人間より正確な計算ができる機械のほうが安全で的確かも。
でもやっぱり、人間じゃないとこんなヤバい作戦はやらないし、人間じゃないとこんな映画は撮らないんだよね。
ルースターの台詞に唇をかみしめるマーヴェリックが、やっぱり一番一番かっこよかった。

何度も言いますがこの映画は小難しい話は無いんです。わかりやすいんです。王道なんです。
だけど面白いんです!!(だから、なのかな?)
シーンのひとつひとつが丁寧に、考えて取られていて、過不足なく物語をきちんと説明できるシーンになっている。
トップガン」という映画を「最高の思い出」に昇華してくれて、トム・クルーズではなく「マーヴェリック」のパイロット人生に寄り添った観客としてラストを迎えられたこと、とても嬉しかったです。


政治とか社会風刺とかが入る余地のない、本当の本当に「映画」として最高の体験をしました。
私は映画館で映画が見たかったんだよ。という気持ちめちゃくちゃに満たしてくれた面白い映画でした。
かっこよくて、丁寧で、愛のある作品でした。
トム・クルーズ、ありがとう!やっぱりアンタ最高だ!!!!

もう一度観たくなってきた。映画館にまた行こう!!!


※2022,06,12,どんぶり勘定で30年越しと書いていたのを36年越しに訂正しました!ごめんね!